地元は譲れない木村貴
地元の木村貴宏に期待がかかるシリーズだ。17年ぶりのA級となった今期は7月の松戸、弥彦でいきなり2場所連続の優勝を飾った。続く同月宇都宮も準Vと文句なしの成績。格上の決め脚を展開不問で披露している。今シリーズは地元ホームのアドバンテージを生かしてVへ一直線だ。関東連係は流動的だが、埼京勢は実力者ぞろい。大矢崇弘はS級で善戦していた機動型。内田玄希は追い込みが増えてきたが、自力でも強い。高橋昇平も追い込み型として、安定感が増している。2班ながら飯島淳も直近5場所で2Vと決め脚が冴えている。
伊東翔貴、平沼由充、山崎将幸の北日本勢も互角の争いだ。伊東は強烈なカマシ、まくりを主武器に前期S級戦でも善戦していた。降級した今期も7月和歌山で完全Vを飾るなど貫禄を示している。平沼、山崎も流れが向けば勝てる状態だ。齊藤健人、曾田正一の南関勢も侮れない。