森田優のヤングパワー
弱冠21歳の森田優弥は、すでにS級優勝の実績もある有望株。まだ粗削りな面はあるものの、7月小松島で優勝すると、同月大垣記念、8月西武園記念では準決まで駒を進めている。ほとんどのレースで最終バックを取っているだけに、機動力はかなりのレベルだ。この開催はオールスター出場選手が不在なので、超ド級の自力型は見当たらない。いつも通りの先行主体の積極策で優勝をものにしよう。
鈴木裕、松坂英司の南関勢も好勝負が見込める。最近の鈴木は成績が安定していて、6月四日市G3で4着など、直近4カ月の3連対率は65%。松坂は7月平塚では8分の1輪差で大森慶に優勝をさらわれたものの準V。鈴木が好発進なら南関ワンツーもありうる。
吉本卓仁、大坪功一の福岡勢も侮れない勢力だ。今年は順調さを欠いていてムラある成績の吉本ながら底力は上位。仕掛けがツボにはまれば単可能。
工藤文彦、室井健一の中四国勢の動向にも注意したい。