戦歴でリードする神山拓
共同通信社杯直後の開催でやや小粒なメンバー構成だけに、直近4カ月の競走得点が110点超、1月大宮記念Vの神山拓弥の戦歴はひときわ光る。最近は優勝こそないものの、高松宮記念杯では一次予選1着、オールスターは一次予選敗退も2日目に1勝を挙げている。ここは茨栃スジで地元の横山尚則との連係から勝機を見出す。その横山はなかなか波に乗れないでいるが、8月富山記念の一次予選は佐々木豪の逃げをまくって快勝した。
岡崎智哉、東口善朋の近畿勢から狙う手もある。東口は堅実な位置取りと差し脚を武器に安定した成績を残している。岡崎が主導権を握れば勝機はきっちりものにしよう。岡崎は8月松戸で落車、続く小田原記念を欠場していて体調が気がかり。
展開がもつれるようなら多彩な戦法を駆使する佐藤友和が怖い。当所は6月に参戦して着、決勝は外したが自力で2勝している。
大塚健一郎は1か月半ぶりに復帰した9月青森記念で再び落車に見舞われた。出走の際には初日の動きに注目したい。