北日本勢がトリを飾る
青森競輪今年最後の開催はそろった北日本勢がシリーズの主導権を譲らない。親王牌で優出の小松崎大地、嵯峨昇喜郎の両機動型に13年ぶりのグランプリへ好位置につけている佐藤慎太郎、9月向日町で記念初優勝の阿部力也や永澤剛と追い込み陣にも実力者がそろっている。勝ち上がりの人数次第では別線勝負もありそうな豪華布陣だ。
他地区にも強豪はそろっている。北日本勢がまず警戒しなければならないのは原田研太朗だ。まくりの破壊力は抜群で、Gレースを主戦場にしながらも高い勝率を誇っている。先行力なら竹内雄作。練習中の落車で2カ月の欠場はあったが、復帰後は場所ごとに調子を戻している。スジの好目標がある橋本強、坂口晃輔にも、もちろんチャンスはある。
田中晴基も自在戦好調。野口裕史と一緒に優出すれば北日本勢と互角の勝負は可能だ。