鋭脚誇る諸橋愛が本命
戦歴は諸橋愛が断然上位だ。7月弥彦記念で地元記念3連覇を達成すると、オールスターは着と好走。更に共同通信社杯では3連勝で決勝に乗っている。寬仁親王牌は着と惜しくも決勝を外したものの、伸びは悪くなかった。獲得賞金ランキング第10位(10月15日現在)でグランプリ出場にあと一歩のところに付けているだけに、ラストスパートをかけるべく3連勝を目指す。ここは徹底先行で売り出し中の黒沢征治を目標に勝機をものにしよう。その黒沢は5月からS級に参戦している新鋭で、すでにF1戦では6月四日市、7月宇都宮と2Vを飾っている。ビッグ初参戦の共同通信社杯7着は4日間逃げていて先行力を猛アピール。いつも通りの先行策で他の自力型を沈黙させるか。
坂本貴史、佐藤和也、大槻寛徳と実力者がそろった北日本勢も侮れない。坂本は共同通信社杯では最終日に古性優、南潤ら相手に勝っている。トリッキーな立ち回りで黒沢のペースを乱せれば北日本勢から優勝者が出る可能性もある。