総合力群を抜く松浦悠
主役を務めるのは松浦悠士だ。今年はビッグレースで4回決勝に乗っていて、6月取手記念、8月富山記念など3Vを飾っている。実績は他を大きくリードしているし、寬仁親王牌着の最終日は古性優、和田真ら相手に逃げ切っていて調子も良好。展開に応じて何でもこなせるので死角は見当たらない。現在のところ(10月28日)獲得賞金ランキング第9位でグランプリ出場のボーダー上にいる。ここを走って競輪祭を迎えるだけに、3連勝して弾みを付けたい。松浦には中四国スジで橋本強が続くか。寬仁親王牌では着と3連対していて動きはいい。
競走が最も積極的なのは新鋭の黒沢征治だ。10月京王閣記念2着では4日間逃げていて先行力を猛アピール。短走路なのでタイミングよくハナに立てれば好勝負に持ち込んでも不思議ではない。ガッツマーカー・芦澤大輔が黒沢を援護する。
ケガで調子を落としていた簗田一輝は10月四日市でVをゲット。嶋津拓に乗っての番手まくりだったとは言え、立ち直りのきっかけとなったか。