パワー溢れる野口裕
S級では優勝経験がなく、決勝では大きな数字が目立つ野口裕史。まだ粗削りな面は残っているものの、先行パワーには素晴らしいものがある。11月武雄では逃げて準V、惜しくも初Vは成らなかったものの、先行力を猛アピールした。今年は34勝を挙げていて勝率は44%の圧巻の数字。競輪祭直後の開催で超ド級の自力型が不在なら初Vのチャンスと見て本命視した。
今期は2班の中井太祐ながら成績は安定している。初戦の7月奈良1着と好スタートを切ると、10月福井では準V、11月四日市記念は一次予選敗退も2日目、3日目と連勝している。野口のペースが乱れれば、得意のまくりでVゲットも。中井に続く近畿の追い込み型が不在なら北野武史、岡本総の中部勢が中井と連係か。
波乱を呼べば佐藤博紀、内藤宣彦の北日本勢か。成績には波がある佐藤だが、スピードは一級品だし、内藤は10月千葉記念in松戸で優参、寬仁親王牌では最終日に1勝を挙げている。