激戦を制すか山崎芳
積極的な自力型がそろい主導権争いは激化しそう。レースの流れを見極めて強烈な一撃を繰り出す山崎芳仁に展開は向きそうだ。若手の後ろを回るレースも増えた山崎だが、まだまだ自力も健在。10月京王閣記念の準決では、3番手からまくった平原康を上がり11秒2の快速まくりで仕留めている。同県同期の成田和也が山崎を援護する。最近の成田は伸びが良く、競輪祭では一次予選を着でダイヤモンドレースに駒を進めている。山崎の仕掛け次第では逆転も。
森田優弥、武藤龍生の地元コンビを重視してもおかしくない。森田は徹底先行で売り出している新鋭で、7月小松島、8月高松は逃げ切りで優勝。高松では森田を差せなかった武藤だが、長走路の当所なら差し切りは十分か。武藤はF1戦では今年3Vを達成しているように差し脚は冴えている。
12月別府記念で決勝3着と善戦した実力者の稲垣裕之や、動きいい島川将貴、競輪祭で優参した柏野智典の中四国勢も侮れない。