一年を締めくくるシリーズ
一年の最後を締めくくるミッドナイトフィナーレ。3日制トーナメントの主役は藤井侑吾が務める。学校時代から能力評価でオールAを獲得し、在校成績も5位だった115期生の中でもトップクラスの素質の持ち主。S級の3人を含め特班者を14名輩出している同期の出世争いにはやや遅れを取ったが、先行力はやはり図抜けており、勝率は70%。ここも機動力の違いを発揮してVで一年を終える。
藤井のライバルは同期勢ではなく、前川大輔、横内裕人。失格もあって来期もチャレンジの前川だが、上のクラスでも通用するであろう先行型へと成長を遂げた。11月平塚、豊橋は、現2班の佐々木悠がいて準Vだったが、12月大垣は上がり11秒7のまくりで115期勢を一蹴して完全Vを飾っている。横内も持ち前のタテ脚と経験値で新人に対抗しており、最終的に好位があれば一発十分。
さらに、山本隼人、山村慮太の大阪コンビもVを争いに加わる。寺沼伊織、荒木貴大の埼京115期コンビも地元地区の今回は譲れないだけに、結束してきそう。
また、このシリーズでは1・2班戦、チャレンジ、ガールズの一発勝負が各日のメインとして実施される。1・2班戦は北野良栄、原田隆の中近勢と、城幸弘、山信田学の関東勢のV争い。チャレンジはデビューから6Vの磯島成介の機動力が抜けている。ガールズは梶田舞が点数上位だが、他の6人も全く力差のない大混戦だ。