吉田敏が軸の中部勢

吉田敏洋
各地区に強力な自力タイプがそろったが、中心は吉田敏洋だ。今年中盤は調子を崩したが、11月岐阜では今年初優勝を飾るなど復調一途。同県の林巨人に山口富生ら中部の援軍がそろった点も心強い。山口にとっては地元戦なうえに、兄、幸二の冠レースと気合いの入る開催になる。
和田真久留は吉田と双璧をなす存在。競輪祭で落車の影響さえなければ、自慢のスピードで中部ラインに襲いかかりそう。
山本伸一、椎木尾拓哉の近畿コンビや横山尚則、大森慶一の東勢も争覇級の実力者だ。大森は今がデビューして一番の充実期。椎木尾は出場すれば寛仁親王牌の落車からの復帰戦となるだけに状態の見極めが必要となるか。