地元の牙城を守る渡部哲
地元の重鎮である渡部哲男は当所で優勝を譲る訳にはいかない。3月当所記念1着では太田竜の逃げに乗り平原康、郡司浩、村上博といった錚々たるメンバー相手に優勝をものにしている。11月に不惑を迎えたが差し脚に陰りは見られない。競輪祭は一次予選を連勝してダイヤモンドレースに進出。一予1は清水裕のまくりを、一予2では太田竜の逃げをそれぞれ差し切っている。ここは同県の松本貴治を目標に優勝をゲットしよう。その松本は主導権を握ると強靭な粘りを発揮する。競輪祭の一予1は逃げて郡司浩、古性優、中本匠らを着外に沈めた。
地元勢にとって最大の難敵は吉田拓矢だ。最近の吉田は自力攻撃が冴え渡り、11月西武園で豪快にまくり今年4V目を達成すると、競輪祭では着と決勝に乗っている。好機に仕掛けられれば圧勝しても不思議ではない。神山拓弥、朝倉佳弘が続けばラインもしっかりする。