充実布陣の南関勢
強力布陣の南関勢がシリーズをリードする。主軸を担うのは渡邉雄太だ。19年の渡邉はビッグレースで優出3回。大きな飛躍を遂げた1年になった。20年の初戦できっちり結果を出して波に乗る。伊勢崎彰大はタテ脚快調。地元の大塚玲も11月大宮で久々の優勝を飾るなど決め脚は冴えている。
12月奈良決勝は、新鋭・高橋晋の番手で仕事をしての抜け出し。19年をVで締めた佐藤友和が上り調子だ。もちろん、まくりの破壊力は健在だけに、組み立て次第ではそろった南関勢を一蹴し、新春Vも十分だろう。
宮本隼輔は19年の終盤戦から成績が急降下している。年末のヤンググランプリに向けてやってきたことを浮上のきっかけにして、今シリーズを迎えたい。
関東勢も池田勇人に神山拓弥、小林大介と戦力は整っているし、不破将登、北野武史の中部勢も軽視できない。