先行基本の中野雄に期待
12月防府の落車は気掛かりも、中野雄喜と北川紋部のS降り近畿コンビに期待する。19年後期に初めてS級に上がった中野は、地元の9月向日町記念の同格戦でS級初勝利をゲット。11月伊東では初優出に成功し、12月の向日町でも決勝進出を果たした。S級でも先行基本の組み立てで着実に力を付けてきたので、降級初戦のここは先行で別線を完封してVを狙う。援護役の北川は、昨年前期の失格の影響もあって、今期は2001年以来のA級戦となる。持ち前の鋭脚で格の違いを見せつけられるか。
同じく降級組の関根健太郎は、昨年後期のS級戦では未勝利に終わったが、A級ではトップクラスの機動型。タイミングを逃さず仕掛けて上位進出を目指す。
中部勢を率いる堀兼壽も、18年後期はA級戦で2V。腰痛もあって調子を落としていた時期があったが、昨年後期のS級ではカマシとまくりで2勝をマークした。復調ムードで見逃せない存在だ。
1月広島モーニングを無傷で優出した高井流星や、自在な中村雅仁の一発も要注意。また、昨年終盤にかけて調子を上げていた伊藤亮の差し脚にも警戒したい。