スピードに勝る吉田智
S級終盤は大宮、小倉で連続優出するなど乗れている吉田智哉がA級では負けられない。今シリーズは上位に強力な同型が不在。自慢のスピードで優勝争いをリードする。児玉慎一郎も19年1月の落車からようやく立ち直りの兆しを見せている。ここは吉田の仕掛けにきっちり食い下がって地元の意地を見せたい。
市川健太、岡田泰地の関東コンビが対抗格になるか。市川は大敗も多かったが、前期S級でも随所に切れのある一発を見せていた。岡田は9月和歌山で落車があったが、復帰戦の12月川崎では優出した。ここまでに上積みできれば、さらに良くなるだろう。
菅原裕太、深澤伸介もラインの総合力としては大きな差がない。A級終盤の菅原は仕掛けが積極的だったし、これは吉田にはない魅力。ここも攻めのレースを見せれば別線を完封も。
S級終盤に大きく点数を伸ばした布居寛幸は差し脚好調だが、スジの機動型が手薄な不利をどう克服するかだ。