先行力高い宮下一が軸
宮下一歩、鈴木薫。関東の徹底先行2人がV争いをリードする。本命に推す宮下は優勝こそまだ1回だけながら、“自分のレーススタイルはできている”と自信を持った攻めで、デビューからの連対率は約74%。“新年はVを量産したい”の言葉通り、しっかり粘り込んで勝ち切りたい。一方の鈴木はデビュー直後の落車でやや出遅れたが、復帰後は優参を重ねて着実に地位を築いていっている。短走路だけに、宮下を制して先手奪取から自分のペースに持ち込めれば面白い。
関東両者に対抗する勝谷勝治も積極先行で売り出す新鋭だ。直近の1月松阪MN1着の決勝も、特班リーチの齋木翔を苦しめる先行策で勝負していた。不慣れなチャレンジに危機感を持って走っている佐藤健太はここ勝谷マークだろう。調子が一息な中、何でもやる競走で奮闘しており、チャンスが巡れば逃さない。