好メンバーそろうも吉田智で
激戦必至のメンバー構成も、吉田智哉と栗田貴徳の愛媛コンビに期待する。吉田は前期のS級で11勝をマークし、12月大宮で初優出に成功。さらに、続く小倉でも決勝進出を果たしていた。A級では力が違う存在で、初戦の小松島から1月向日町まで3連覇を達成。スピードを生かした仕掛けで、随所に別線を圧倒している。そして栗田も、降級した今期は手堅く決勝に進み、確定板にも乗っている。両者で好連係を決めてゴール前勝負を演じよう。
上野優太は、2月玉野で3日間バックを取って完全Vを飾ると、続く久留米では先行とまくりで優出に成功。決勝は同期同門の嘉永泰を交わして6連勝と、ここはS級特進を懸けての出走となった。今シリーズはスジの援護が手薄で、相手も強いが、勢いは今シリーズトップクラス。タイミング良くしっかり仕掛けて期待に応えるか。
先行が売りの晝田宗一郎は、若鷲賞で9着に敗れるも、果敢に主導権を握った。ここも積極策に出るなら、同県の藤原悠斗が絶好のチャンスをモノにするかも。
ベテランの伊藤健詞は今期、97年中期以来のA級戦を走ることとなったが、2月松戸で1着など、格の違いを見せている。重倉高史をアシストして、鋭い差し脚を披露しよう。
1月玉野MNと同月別府を連覇した花田将司や、調子を上げている小谷実にも警戒したい。