傑出者不在のV争い
静岡ダービー出場組は不在でVの行方は混沌としているが、波に乗る川口聖二がVに最短か。昨年11月から3カ月のあっせん停止で欠場していたが、その期間に練習が十分できたことで、2月に復帰してからは成績を上げている。3月川崎では強豪相手に今年初優勝を飾った。今シリーズのメンバー構成なら得意のまくりでVへ一直線だ。中部の追い込みがいなければ中近連係で鷲田幸司が番手を回る可能性が高い。
鈴木謙太郎、中島将尊とタイプの違う機動型2枚をそろえる関東勢はうまく連係できるようなら互角以上に戦える。
北日本のホープ小原佑太は3月平でS級初優出を果たした。ポテンシャルは高いだけに魅力がある。同県の鹿内翔に、まくりのスペシャリスト佐藤博紀も徐々に復調している。
得点トップの室井健一や島田竜二ら西日本の追い込み陣の動向も見逃せない。