磯島成が同期対決制す
同期のライバルはそろっているが、磯島成介の力がやや抜けている印象だ。昨年7月のデビューから9回の優勝はメンバ―最多。特別昇班していないことが不思議なくらいの成績だ。ここも自慢のスピードで優勝争いをリードする。
鈴木薫、福田滉と115期2名を擁する関東勢はライン戦で磯島に抵抗する。鈴木薫は3月小倉の決勝で磯島に敗れていなければ9連勝で特別昇班だった近況の好調ぶり。福田もまくり主体とはいえ安定しているし、過去2度の優勝はいずれも同期の番手を回ってのもの。今回も決勝で鈴木薫の番手なら。鈴木祥高は3月高松決勝のワンツーをはじめ、鈴木薫との連係実績豊富。吉松賢二もまくり兼備に成績は安定している。関東が一枚岩で結束できれば、磯島も苦戦しそうだ。
田上晃也も安定感は抜群。最近は決勝戦で同期に敗れて、2、3着になっているが、勝ち切るだけの力は十分に備えている。