特班を目指す立部楓
若手健脚がそろい、短走路を舞台に熾烈なV争いを繰り広げる。優劣付け難い中、3月小倉MN、4月和歌山を連続完全優勝し、この場所に特班を懸ける立部楓真を本命に推す。中止が続いて1カ月以上空いての実戦となるが、条件は皆一緒。強靭な地脚を生かした強気な競走を貫ければ結果は付いてくる。
田上晃也が一番の難敵だろう。1月川崎MN、前橋MNを連覇した後は、勝ち切れない場所が続くが、目下、4場所連続準Vと安定感はピカ一。同じく地脚脚質で、積極性では負けていない。仕掛けが適切なら逆転は十分だろう。
3月大宮、奈良MNを連続完全優勝している荒木貴大はここの前の5月玉野で特班を懸けて田上らと対戦する。もし、特班を逃して当所出走なら、有力なV候補となる。アマ時代には中距離種目で活躍した選手で、長い距離を踏めるのがセールスポイント。ライバル達との主導権争いは見ものだ。
なかなか優勝が獲れないが、強烈なカマシを主武器に存在感を増す一方の高田修汰。無欲で飛び出せば怖い存在となりそう。3月武雄MNで待望の初Vを達成した土田栄二も伏兵に止まらない。