嘉永泰がパワーを発揮
1・2班戦に加え、117、118期の新人によるルーキーシリーズも行なわれる注目の一戦。ルーキーシリーズは、早期卒業者を除く117期ナンバーワンの長田龍拳、3回連続ゴールデンキャップの偉業を成し遂げた地元期待の町田太我、118期もナンバーワンの永塚祐子が中心となってV戦線を盛り上げる。
1・2班戦は、嘉永泰斗、山口貴弘の九州勢が強力だ。前で駆ける嘉永は2月以降の4場所をV2、準V2回とほぼパーフェクトな戦績。誘導員早期追い抜きやヘルニアの手術、怪我で回り道したが、脚力的にも精神力でも言うことなし。逃げてもまくってもの豪脚で好機に仕掛けて山口と決める。その山口もA級では格上の存在で、2月玉野MNでの降級後初Vから決勝で確定板を外していない。まくり兼備のタテ脚で、初連係の嘉永と息を合わせてゴール前勝負を演じる。
持ち前の機動力で対抗するのが小林史也だ。降級の今期はまだVこそないものの、同地区の若手同型とも連係しないほどこだわりの積極策で決勝進出を続けている。ラインがしっかりすれば好勝負が見込める。
前記の通りで、脇本勇希は小林とは別で自力勝負となりそう。ここのところ乱調気味ながら、1月静岡を逃げ切り3連発で完全優勝した底力を発揮なら大駆けも。
3月当所を完全Vなど乗れている地元の桶谷明誉も侮れない。中四国スジで目標にできそうなのは松本卓也くらいだが、いざとなればまくりも出せる桶谷だけに後方に置かれる展開にならなければV争いに加わってくる。
亀井久幸ら南関勢も混戦になれば出番がありそう。