岩谷拓が一気駆け
A級屈指のダッシュ、スピードを誇る岩谷拓磨が主役を務める。昨年12月佐世保レインボーで特班を果たした岩谷は、師匠の吉岡稔真氏の教え通り、1・2班戦では積極性を増した先行勝負を展開。1月当所を始め、すでにV3を達成している。ここも同型を封じて主導権を奪取し、そのまま押し切ろう。岩谷には、同県の小竹洋平、田中陽平が九州連係で続く。小竹も普段は“勝つ自力”を身上に戦っているが、岩谷と同乗なら話は別。番手を死守して、福岡ワンツーを目指す。
地元の富弥昭が、九州勢ペースのレースを許さない。失格点が響いて01年後期以来のA級陥落となったが、格上らしい伸びとレース運びを披露しており、準Vが2回。1月当所は快速まくりの岩谷の準Vに止まったが、中四国連係でパワー駆けで売る薦田将伍を目標にできれば、その時以上の好勝負が期待できそう。
4月大垣MNで完全優勝するなど復活を果たした下岡優季もV争いに加わる。好機に飛び出せば一発は十分。