笠松将が強敵を制圧
東西の強豪が集って熱い戦いを繰り広げる。中でもVに最も近いのは笠松将太か。平原康多の練習グループに入り、アドバイスを受けるようになってからの快進撃ぶりは最早多言を要すまい。来期には4年半ぶりにS級復帰を果たすし、今期もここまで3V、準V3回、決勝3着が2回で決勝で確定板を外したのは僅かに1回しかない。。“先行でもまくりでも、バックを付けてトップスピードを出し切る展開に持っていければいい。行ける所からしっかり仕掛ける”とレースに対するポリシーは明確。そろった地元九州勢が強敵となるが、パワーでねじ伏せる。同県の吉田裕全、内田玄希と自力兼備の2人が続くラインで上位を独占か。
伊藤颯馬-東矢昇太-松尾透で結束なら九州ラインも強力そのもの。売り出し中の伊藤颯は追加で走った4月当所MNを完全V。1・2班戦だけで早くも当所4回目の登場と完全に手の内に入っている。その4月開催の決勝の上がりタイムは10秒9だったようにカマシ、まくりの破壊力は強烈だが、東矢なら付いていって差し脚を伸ばせる。伊藤颯が気風良く駆ければ東矢にも今期4V目のチャンスが出てくる。
直近の4月和歌山を逃げ切り優勝している伊藤稔真、絶好調の高橋成英と強力機動型をそろえる中部勢も黙っていない。連係するなら伊藤稔が前回りだろう。やや粗削りだが、掛かってしまえばS級でも通用した豪脚は一発の魅力たっぷり。