機動力を買って田頭寛
ルーキーシリーズ第2弾が実施される開催。117期の戦いは、最終的な在所ナンバーツーで、自力での勝ち星が一番多かった山口拳矢が中心となりそう。だが、卒記チャンプの青柳靖起に、松本秀之介、松岡辰泰の熊本コンビや阿部将大と迎え撃つ九州勢も強力で優劣は付け難い。118期は何と言っても卒記クイーンでナンバーツーの尾方真生の存在が光る。ゴールデンキャップも獲得したポテンシャルの高さを競走訓練でも発揮して32勝のうち、23勝を自力で挙げているのだから信頼性は高い。地元でライバルを圧倒しよう。
さて、1・2班戦は混戦模様だが、田頭寛之、竹内公亮の中近勢に展開は向きそう。本命に推す田頭は、1月奈良でロングまくりを決めて優勝するなどここでは機動力上位の存在。福岡出身だけに、小倉開催はいつも以上に力が入るし、チャンスは逃さないだろう。
三好陽一や今村麟太郎が決勝に乗ってくれば、栗田貴徳、小玉拓真らの中四国勢も互角以上に渡り合える。降級後はなかなかVに手が届かない栗田だが、まくり兼備のタテ脚は鋭い。3月当所MNは着と勝ち切れなかったが、今節はきっちり決めるか。
塚本大樹、岡田征陽もA級では格上の存在でV候補から外せない。塚本は2月当所MNを含め、今期V3をマーク。九州開催ながら目標は手薄となったが、最終的に好位を占めれば鋭脚を伸ばしてきそう。岡田は今回のメンバーならまくりであっさりのケースがあるかも。