オール北日本の争い
A級戦はオール北日本の争い。ここは地元、青森支部の後藤悠に期待だ。1・2班戦に特別昇班した直後の10月に落車して鎖骨を骨折したが、復帰後は年末あたりから調子を戻している。単騎だったルーキーチャンピオンをのぞけば、2月小倉ミッドから12走連続でバックを取るなど仕掛けも積極的。今シリーズも機を逃さぬ仕掛けで地元勢を引っ張る。大崎和也、成田直喜が後藤に続く。磯島康祐も勝ち上がれば後藤の番手がありそうでVチャンスだ。
対する福島勢には相笠翔太に猪狩祐樹、佐々木堅次と自力タイプがそろっている。相笠は2月川崎、3月大垣を連覇するなど、ここ一番の勝負強さが光るし、自力型がそろって勝ち上がれば後藤にとっても手強いラインとなる。宮城勢も福島勢に呼応する形になりそうで、まくり兼備のタテ攻撃が魅力の山崎将幸はそろった福島の自力型を目標に優勝争いに加わってきそう。ただ保科千春や三浦雄大と宮城にも優出を狙える自力タイプがいるだけに、福島、宮城が大挙して勝ち上がれば別線勝負になりそうだ。
野木義規も力のある選手だが、北海道勢は2班の機動型が頼り。このメンバー構成では苦戦を強いられそう。