菊池岳が混戦に断
改修工事を経て、約5カ月ぶりに行われる取手の本場開催。注目を集めるのは117期早期卒業組の菊池岳仁だ。3月伊東で連勝が途絶えてからは勝ち切れないレースも増えているが、その後も持ち味の先行に迷いはない。ここも積極的に仕掛けてV争いをリードしよう。その菊池の連勝を止めたのが、地元の小林圭介だ。4月川崎の準決勝でも、菊池ライン3番手から突き抜けて1着。決勝は別線の3番手から菊池を交わして完全優勝を飾っている。今回は北日本と関東のメンバーだけのあっせんなので、連係できるかは微妙だが、持ち前の鋭脚を発揮して地元優勝を目指す。また3月大宮から8連勝を果たした樋口開土と、上り調子の寺沼将彦の東京コンビや、堅実な山口貴弘も見逃せない。
北日本勢からは相笠翔太に警戒したい。2月川崎と3月大垣では連続優勝を達成した。仕掛けがツボにはまれば怖い存在だ。援護役の大崎和也もコンスタントに決勝にコマを進めていて軽視はできない。