戦力充実の南関勢
他地区にも強豪はそろっているが、1班に最多8名が居並ぶ南関勢が強力だ。機動型は5月宇都宮記念決勝でも連係した渡邉雄太、堀内俊介の2枚看板。ともに1カ月以上ぶりの実戦だったが、ブランクを感じさせない走りを見せていた。内藤秀久に小原太樹、東龍之介とマーク陣も充実。一枚岩で結束して関東、北日本勢を迎え撃ちたい。
関東は吉田拓矢、諸橋愛のコンビ。2人とも直前の全プロ記念を走っていて、吉田はそこまで2カ月のブランクがあっただけに上積みが期待できるが、諸橋はスーパープロピスタレーサー賞で落車したのがどう出るか。新鋭の坂井洋が勝ち上がってくれば、吉田は栃茨で番手回りも可能。芦澤辰弘や岡光良ら、いかに多くの選手で勝ち上がれるかがシリーズの明暗を分けそう。
北日本勢も小松崎大地を先頭に佐々木雄一、成田和也、大槻寛徳と実力者がそろっている。小松崎は4月に3本走って、F1は優勝と準優勝。追い込み陣も差し脚切れる選手ばかりだ。