菅原裕が南関対決を制す
広島、小倉で行なわれてきたルーキーシリーズの第3弾117期は、ズラリとそろった地元勢の中でもナンバーワンの長田龍拳が主役の座を渡さない。広島では11着で優参しながらV逸に終わったが、同じ轍は踏まない。同県の鈴木陸来、小倉を10秒6という驚異的なタイムでまくり制した山口拳矢、同6位の青野将大らの動向を見極めて一撃を見舞おう。118期は、広島でも完全優勝しているナンバーワンの永塚祐子の連覇に期待。永塚とは養成所以来の対戦となる岡本二菜が挑戦状を叩きつける。広島で永塚に敗れている青木美保は今度こその思いだろう。
さて、1・2班戦はオール南関勢によるシリーズ。地元静岡、神奈川、千葉に分かれての優勝争いだ。どこからでも狙えるが、菅原裕太が率いる地元勢が意地を見せるか。菅原は3月川崎で落車してから本調子を欠いていたが、ここまでには立て直せる。2月当所では完全優勝しており、番手飛び付きも含めた割り切っての位置取りから加速強烈なまくりを放って勝ちを手にする。
金野俊秋、佐藤清之、岡本英之らの千葉勢が手強い。金野は5月川崎を着、弥彦着。自力で内容の濃いレースを展開しており、デキは申し分ない。佐藤、岡本が続いての上位独占は十分だろう。
神奈川勢は図抜けた選手こそいないが、関根健太郎、吉川誠の機動型に、法月成祐、山田和巧らと総合力では見劣りしない。波乱を呼ぶか。