底力を買えば竹内雄
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から選手の移動を最小限にするため、今節は中部、近畿地区の選手だけがあっせんされている。
高松宮記念杯に参戦する選手が不在なら、竹内雄作の底力を重視するのが順当だろう。ビッグレースで大暴れしていた頃のような脚勢ではない竹内ながら、今節のメンバーなら機動力は最上位。師匠の山口富生と一緒ならいつも以上に気合も入る。自慢のパワーでねじ伏せるとみたが、3月京王閣の決勝では、谷口遼平の逃げを利して優勝している。ここもメンバー次第では連係がありそうだ。
近畿勢は駒数が多いので、一枚岩になるのは難しいか。藤井栄二、澤田義和、村田雅一の兵庫勢に小森貴大、鷲田佳史の福井勢。更に伊藤信、高久保雄介と自力型がズラリ。藤井は相変わらず競走は積極的だし、小森は5月宇都宮記念の二次予選Bでは逃げ切りで勝ち星をゲット。近畿勢から優勝者が出てもおかしくない。