皿屋豊がホーム戦で奮起
皿屋豊がS級初優勝をホーム戦で果たすべく全力を傾注する。コンスタントに決勝に乗れるようになった皿屋、さらに上を目指している段階。6月四日市は対戦相手も強力で不本意な結果に終わったものの、今回の相手なら厳しい包囲網を敷かれても突破できる。先行基本の組み立てでしっかり結果を出そう。地元同士の伊藤裕貴は、今年に入って2度皿屋と連係しているが、ともに番手を回っている。皿屋が主導権を握る展開なら、徹底ガードから抜け出しを図る。中部勢では、小島敬二、北野武史の石川勢も一発を秘めており警戒。
陣容豊富な近畿勢は一つでまとまるのは難しそう。中西大、石塚輪太郎、南潤の大型先行33人に西岡正一の歌山勢、自在戦が冴える畑段嵐士、さらに中井俊亮、三谷政史の奈良勢や鷲田幸司までとそろいにそろっている。中でも怖いのは畑段か。ブロック7を除けば2年近くVからは遠ざかっているが、月玉野記念2着、4月高知記念8着などグレード戦でも存在感を発揮している。前々好位確保からのタテ攻撃が決まるか。もちろん、和歌山勢は全員が勝ち上がって連係なら他を寄せ付けない形に持ち込める。