戦力そろった九州勢
A級1・2班戦は九州と四国の2ブロックあっせんだが、そろった九州勢が優勝争いをリードする。まずは岩谷拓磨、原口昌平の地元コンビ。岩谷は昨年12月1・2班戦へ特別昇班すると、5月を終えた段階で優勝3回。今年はここまで一度も決勝戦を外していない。原口もさすがにA級では機動力一枚上の存在で、今シリーズは岩谷マークが可能な点でも有利。地元コンビに山口貴嗣が続く福岡ラインは強力だ。
九州勢は大挙して勝ち上がれば別線もありそうなメンバー構成。瓜生崇智、中村雅仁の熊本コンビも優勝を狙える力がある。瓜生は今期序盤に2カ月以上の欠場があったが、5月豊橋では岩谷、橋本瑠の3番手から突き抜けてV、続く平もまくりで制するなどタテの切れが戻っている。マーク戦が定着した中村も同県の瓜生をはじめ、これだけ九州の機動型がそろえば優勝のチャンスがありそう。
四国勢では小原周祐の存在感が際立っている。ともに番手回りだったとはいえ、5月は玉野、別府を連覇。自力主体に今期は完全復活を遂げた。小原、葛西雄太郎と動ける四国コンビは軽視できない。