菊池岳がパワー発揮
北日本、関東の2地区あっせんだけに、連係の形が従来とは異なってくる可能性もある。だが、ここも菊池岳仁を軸にしたV争いとなりそう。特班から約5カ月が経過。9場所で優勝3回はやや物足りないが、早期卒業者らしい実力も一方で披露している。また包囲網を敷かれそうだが、仕掛けのタイミングが適切なら卓越したスピードでねじ伏せられる。マークするのはS降りの小林申太あたりか。また、自力型の中嶋宣成も菊池との連係は臨むところで是非とも勝ち上がりたい。
武田亮を筆頭に、寺沼将彦、土屋壮登、宮下貴之と動ける選手がそろう埼京勢が強敵だ。武田は6月立川1着など売り出し中の若手。菊池にも主導権は譲らない構えで、ともに1・2班戦初Vを目指す寺沼と一騎打ちに持ち込む可能性も十分だろう。
北勢では佐藤一伸。失格点で降級となったが、A級なら持ち味の自力自在戦で常に主役を演じられる。