格上の地元藤田昌
中四国勢によるシリーズは、降級者もそろった地元岡山勢がV争いをリードする。軸になる藤田昌宏は落車の影響もあって16年前期以来の降級となったが、前期は盛り返してきていて、4月高知記念ではライン3番手からの突き抜けで一次予選を勝っていた。16年のA級では半年間で4Vをマークし、大谷靖を封じて逃げ切り勝ちまであったタテ脚が今回も光りそう。先導役の城戸俊潔は落車明けで不安も残るが、自分でやっても勝てる実力者だし、チャレンジ上がりの野上竜太や田上晃也が勝ち上がってくれば好操縦から抜け出す。また、降級初戦の7月別府を準Vと好スタートを切った連佛康浩や、マーク確かな櫻井太士も見逃せない。
S級では苦戦した船瀬惇平だが、A級なら上位級の機動型で出切ってしまえば粘りは強靭。田尾駿介も前記の7月別府の準決をまくり快勝するなど動きは軽快だ。ともにしっかりしたラインが出来上がれば地元勢に立ち向かえる。