山田英がV争いの中心
山田英明、松岡貴久を擁する九州勢が強力だ。山田の高松宮記念杯は二次予選敗退だったが、敗者戦はまくって2連対とデキは悪くなかった。F1戦なら力は抜けている。自力主体に高い総合力で優勝争いをリードする。松岡も最近は落車のアクシデントがないことで調子は上がってきている。山田とは高松宮記念杯の最終日にも連係。再度タッグを組むなら強力なラインが完成する。福岡勢も野田源一、林大悟に松尾信太郎と自力、追い込みとバランスが取れている。そろって勝ち上がれば一丸となるのか別線勝負になるのかにも注目だ。
中国勢は竹内翼を先頭に強豪を迎え撃つ。久留米記念で落車の影響もあるのか、乗り切れない印象のある竹内だが自力の破壊力は健在。西岡拓朗、桑原大志とそろった援軍を背に出し切るレースができれば。桑原は5月別府で優勝するなど献身的なガードに加えて、差し脚も好調だ。
スジの目標が手薄な湊聖二、室井健一の徳島コンビだが、ともに優勝争いに加わってくる力はあるだけに軽視できない。