初優勝を狙う117期勢
まだデビューから優勝がない117回生の初優勝が期待されるシリーズ。戦力としては兼本将太、中野真吾ら機動型の層が厚い九州勢が充実している。兼本は7月の本デビューから2戦連続で決勝2着。決勝は同県、同期の番手を回っての結果だが、勝ち上がりでは自力で連対を外していない。今シリーズは強力な同期が不在で、初優勝のチャンスだ。中野も6月小倉MNから3場所連続で優出するなど好調。勝ち上がれば兼本の番手回りもあるだけに、こちらもデビュー4年目で待望の初優勝もありそうだ。加藤昌平、東隆之と九州勢は追い込み陣にも実力者がそろっている。
対するは犬塚貴之、武智尚之の愛媛コンビだ。犬塚も本デビューから2戦連続で決勝2着だが、7月久留米は松岡辰、別府MNでは町田太と相手が悪かったとしか言いようがない。ここはチャンスのあるメンバー構成。堅実な武智を連れて、狙うは初優勝だ。
畝木聖も走るたびに力を付けている印象。組み立ても積極的で塩川真一郎と組む中国ラインも侮れない。117期がライバル心をむき出しにすれば、復調なった門脇翼の一撃だ。