中国コンビに期待も接戦
決め手に欠けるメンバー構成だが、中心は藤井將、石丸寛之の中国コンビになるか。藤井は4月小田原で1・2班戦初優勝を飾ると、開催中止明けもコンスタントに優勝争いを演じている。ライバルとなる九州の機動型がやや低調なだけに、ここは優勝のチャンスだ。石丸も長らくS級で活躍した実力者。降級初戦の8月玉野でも決勝3着と、さすがにA級では力上位の存在だ。濱口健二、鳥生知八の四国勢も加われば中四国で強力なライン構成になる。
九州勢は戦力こそ整っているが、調子が未知数の選手ばかりだ。前期S級の馬場勇は3月大垣を途中欠場してから欠場続き。ここで復帰しても5カ月ぶりのレースとなるだけに、レース勘も含めて不安材料は残る。山口敦也も7車立てになってからは2戦連続準決勝で敗退し、三槻智清は7月武雄で落車している。九州勢で一番気配がいいのは7月当所で決勝3着と健闘した園田鉄兵だ。