隅田洋が特進に挑戦
S級特進を狙う隅田洋介がシリーズリーダーだ。6月青森G3でS級初優出。決勝は島大介のまくりに乗って追い込み、G3ウィナーの仲間入りを果たした。A級降格となった今期は7月の大宮、取手で2場所連続の完全優勝を達成。自力、番手戦のどちらでも柔軟に対応している。練習中の怪我で8月西武園MNは欠場。これで選考期間が8月末までの11月競輪祭に出場できなくなったが、立て直して臨む今シリーズできっちり3連勝を飾ってS級特別昇級を決める。栃茨連係でベテランの堀政美が隅田をガードする。
層の厚い北日本勢が隅田の特進に待ったをかける。保科千春は直近5場所で優勝3回と乗れている。最近は仕掛けも積極的だ。地元の酒井雄多もスピード上位の機動型。小笠原昭太、荒澤貴史の追い込み陣が2人を盛り立てる。南関勢は決め脚鋭い小島歩がV候補に挙げられる。