若手機動型の争いだ

藤井侑吾
若手機動型による火花散る機動力争いがシリーズ最大の見どころ。その争いで頭ひとつリードしているのが藤井侑吾だ。今年3月に特別昇班してからは、ここまで優勝3回。8月豊橋MNではS級特進をかけた佐々木悠を相手に逃げ切って完全優勝を飾っている。その豊橋決勝で藤井の番手を回った大谷靖茂に愛敬博之、朝日勇と同県の援軍も豊富。今の勢いを考えれば、直前の9月松阪も完全優勝して、ここでS級特進をかけてもなんら不思議はない。奥出良、松田大に舛井幹雄と愛知勢以外にも中部勢には実力者がそろっている。
同期の古賀勝大、高田修汰が藤井に真っ向勝負を挑む。古賀は1月西武園MNがデビュー初優勝と時間こそかかったが、チャレンジでは前受けからの突っ張り先行というレーススタイルを確立し、1・2班戦でもここまで決勝を外していない。高田も徹底先行で着実に競走得点を上げている。古賀、高田に岸川哲也と近畿勢には機動型がそろっているだけに、高間悠平にもチャンスはありそうだ。