仕掛けに切れある西本直

西本直大
8月豊橋MNでの失格は残念だが、それをのぞけば降級後は着外なしの西本直大。7車立てで得意のまくりが面白いように決まっており、ここも優勝争いをリードする存在だ。マーク陣では内山貴裕、中川博文が争覇級の実力者。先行主体に調子を戻している江端隆司と近畿勢は選手層も厚い。
対するは薦田将伍の先行力だ。いかに多くの中四国勢を連れて勝ち上がれるかが鍵になりそうだが、7月武雄MNでは単騎インまくりで嘉永泰の特進を阻止するなど力はある。西本にとっては最大のライバルとなるだろう。
迎え撃つ中部勢は地元の萩原操が中心だ。7月に57歳を迎えた大ベテランだが、6月四日市で優勝するなど元気いっぱい。谷口奨輝、篠原忍に山口智弘とスジの自力タイプが豊富なここは自身が持つ最年長優勝記録を更新するチャンスだ。
九州勢では樫山恭柄が点数最上位。8月玉野で特別昇班し、今シリーズで1・2班戦の初戦を迎える阿部将大の走りにも注目したい。