接戦もホームの岩谷拓で
岩谷拓磨、野口大誠と強力機動型をそろえた九州勢が中心。本命には地元ホームの岩谷を推す。3月に完全優勝した後は、6月当所でも準Vに終わるなど惜しい場所が続き、直前の8月佐世保決勝では失格まで喫してしまった。だが、持ち前のダッシュ、スピードを生かしたタテ攻撃の破壊力がA級屈指のレベルなのは安定感抜群の戦績が示す通り。樫山恭柄のガードも頼もしく、結果を出してここからまた勢いを加速させていきたい。一方の野口も降級してまだ優勝はないが、まくりの威力は相変らずで、随所で一撃を決めている。レースの流れに乗っての一発には注意。
8月当所MN着を始め、降級後は驚異の連対ラッシュと動きの良さが光る表原周も有力なV候補だ。目標にする戸田康平が主導権を握る展開なら勝機は逃すまい。また、徹底先行の晝田宗一郎に、藤田昌宏、高橋清太郎が続く岡山勢もラインの総合力で十分に対抗可能だ。