勝負強い松谷秀を指名
寬仁親王牌直前の開催なのでトップクラスは少ない。そんな中、松谷秀幸の戦歴は光っている。2月奈良記念で平原康の逃げを差して優勝をものにすると、8月小倉、9月伊東でVをゲット。目標にした選手が主導権を握る好展開をきっちり結果につなげている。今シリーズは南関の自力型は手薄なので、何でもありの自在戦で主役を演じよう。
自力型がそろっているのは北日本勢だ。高橋晋也、藤根俊貴と将来性豊かな2枚のヤングレーサーを擁する。高橋はナショナルチームに選抜されていてスピードは一級品。8月小田原記念はやや動きが重かったが、共同通信社杯3着の走りは力強かった。自慢のスピードを遺憾なく発揮できれば単十分。藤根はオールスターでの落車後は欠場していて体調には一抹の不安が残る。
関東勢は山岸佳太が軸になる。今年は2V、8月函館G3は3着など底力を秘めている。柿澤大貴、小林令らと連係ならラインも強固だ。