新山響に期待も激戦
若手機動型が主役の優勝争いは新山響平に首位期待する。宇都宮は優勝した17年11月開催以来、約3年ぶりの参戦。フレームを戻し、オールスターで2連対、松戸記念で2勝と近況も悪くない。高いポテンシャルでメキメキと頭角を現している小原佑太に佐藤和也、大槻寛徳と今シリーズの北日本勢は戦力が充実。新山を軸に優勝争いをリードする。
対するは渡邉雄太だ。小田原記念での落車はあったが、大きな影響はなさそう。自力主体に組み立ての幅広さでは新山に勝っている。今年は4月高知記念、5月宇都宮記念で優出するなど500バンクでの安定した戦歴も光っている。
迎え撃つ関東勢は鈴木庸之を中心に小林泰正、金子哲大と優勝を狙える機動型がそろっている。鈴木はコロナの開催中止明けから完全復活。優勝した函館G3の2日目から9連続で確定板を外していない。武藤龍生も関東勢には欠かせない存在。そろった機動型を献身的な動きで援護する。