金子幸に強敵がそろう
東を代表する強豪が激突する目が離せない一戦。阿部拓真、金子幸央の前期S級1班対決は、過去の対戦成績、降級後の戦績からも優劣が付け難い。一応、4場所連続優勝中でそのうち3回が完全Vの金子を本命視する。逃げて良し、まくって良しの豪脚で、立ちはだかる敵を次々に倒しており、単騎戦も苦にしないので、埼玉勢と別になっても問題ない。緩んだタイミングを逃さず積極的に仕掛けて決着を付けるか。
阿部に、佐藤一伸、金澤竜二の福島コンビの北勢を狙ってもいい。阿部も降級後は7戦で5VとA級では格が違う。好位を取り切ってのタテ攻撃で金子に対抗する。佐藤もまた降級後は1着ラッシュで、北の連係がどういう形になっても後方に置かれなければ、鋭脚を伸ばしてV争いに加わる。
南関勢も、地元ホームの巴直也、117期ナンバーワンの長田龍拳と強力機動型をそろえる。特班初戦の9月玉野MNは準決敗退に終わった長田は是が非でも勝ち上がって、実力S級の相手にどこまで通用するか挑みたい。そうなれば、長田の番手も考えられる巴には今期3V目のチャンスも。