実力者ぞろいの中部勢
タテ脚自慢の追い込み型がそろった中部勢。なかでも加藤寛治は6月大垣MNから5場所連続優勝と乗りに乗っている。7月当所MNでも無傷の完全優勝を飾っており、今シリーズもまくり兼備の組み立てで優勝争いをリードしそう。愛敬博之、松崎貴久は前期S級の実力者。それぞれ今期は2Vを挙げるなど、さすがにA級ではタテ脚上位の存在だ。まくりも打てる松崎だが、今シリーズは奥出良、山崎晃とスジの目標が豊富な点も有利だ。堀兼壽も中部勢では実力上位の自力タイプ。さらに朝日勇と今シリーズの中部勢はとにかく層が厚い。
対する近畿勢は自力タイプが豊富な点が強みだ。大石崇晴は今シリーズ随一の機動型。前期S級の終盤から調子を上げ、8月福井では今シリーズも対戦するであろう松崎、堀らを破って優勝している。佐山寛明に清水剛志、岸川哲也も争覇級の力がある機動型。これだけスジの目標がそろえば中野智公、高間悠平ら追い込み陣にもチャンスがある。