立ち直ってきた簗田一
落車が続いて調子を落としていた時期もあった簗田一輝だが、徐々に自慢のスピードが甦ってきた。まだ決勝では結果が出ていないものの、オールスターでは着と2勝を挙げると、共同通信社杯は補充参戦ながら着と2回の確定板入り。ビッグレースでも勝てるようならF1戦で主役を演じても不思議ではない。近藤保は差し脚好調。11月高松2着の準決は松谷秀の逃げを差して勝っている。簗田、同県の染谷幸喜ら目標に困らない今節は久しぶりのV奪取もあるか。
スピードなら雨谷一樹が一番だ。ワールドカップのチームスプリントで金メダルを獲得した実績がある。本業の競輪ではやや成績が安定しないが、6月川崎でV、寬仁親王牌では最終日に1勝を挙げていて、随所でワールドクラスのスピードを披露している。持てる力を発揮できれば勝ち負けに持ち込める。関東勢では池田勇人がF1戦では優参が多い。ただ、今期はまだ決勝では確定板入りがないので、そろそろ決勝でも結果を出したいところ。
北日本勢では攻め口多彩な菊地圭尚、11月宇都宮2着の動きが良かった真船圭一郎に注目したい。