埼京コンビに期待も激戦
強力機動型がそろったが、山田雄大、寺沼伊織の埼京コンビが手を組めば他勢を総合力でリードできる。その場合は番手有力な寺沼を本命に推すのが順当だろう。115期の出世争いには出遅れた寺沼ながら、今年に入ってからは快進撃が続いており、今期は特班にリーチを懸けるなど117期勢とも互角以上に渡り合っている。もちろん、本来の自力戦でもVを狙えるだけに、番手戦なら一層余裕を持って運べる。山田は“まだレースに慣れていない”と粗削りな面はあるが、10月大宮で完全V、京王閣ルーキーシリーズプラスで山口拳に先着する2着など結果が出てきている。本格デビュー戦の7月伊東MN以来の寺沼との連係。内容重視の組み立てで、成長した姿を見せよう。
7月当所で優勝している地元の佐々木眞也が埼京勢ペースを簡単に許さない。本格デビュー後は8戦で3V、準V3回と抜群の戦績。先行、まくり、番手戦と相手に応じて何でもこなせる器用さがあり、好機に踏み出して埼京勢粉砕も。
埼京勢とは別線で勝負しそうな栃木コンビも虎視眈々とVを狙う。ともに地脚を売りにするタイプで、並ぶなら中村隆生-安達隆己で折り合うか。中村が好機に先制なら一発ある。
降班の今期は自信を持って走れている門脇翼もV戦線を賑わす。