長田拳が地元で初Vだ
地元のホープ・長田龍拳が1・2班戦初Vを目指す。9月大垣MNで特班した長田はルーキーシリーズプラスを除いて、ここまで1・2班戦を4場所消化。初戦こそ準決敗退に終わったが、すぐさま仕掛けのタイミングを修正して、以降は順調にV争いに加わっている。117期在所ナンバーワンの実力は半端なく、ダッシュ、スピードはすでにS級レベルだ。今は“出し切る競走”を身上に走っているが、上位の機動型が手薄な今シリーズなら押し切れるだろう。チャレンジ時代には優勝できなかった当所でしっかり結果を出す。遠藤勝行、栗田雄矢、落合達彦らガード役が充実しているのも好材料だ。南関では、自力自在に攻める齋藤宗徳の一発にも注意。
対するは関東勢で、こちらは鈴木薫、山崎寛巳が先導役を務める。未だ1・2班戦Vがない山崎だが、コンスタントに準決で逃げ切っている機動力でいつ優勝を獲ってもおかしくない。援軍がしっかりすればチャンスだし、場合によっては鈴木の番手を回れそうなメンバーなので目が離せない。鈴木は徹底先行で売り出す新鋭で、今期昇班するや、決勝の常連に定着しつつある。長田に徹底抗戦の構えだろう。
會澤龍、中村弘之輔が優参なら北勢も好勝負が可能。