加藤寛が怒涛の快進撃
V候補がそろった近畿勢も手強いが、勢いが違う加藤寛治でいいだろう。“今まで我慢してきた分が一気に出た感じ”と、6月当所MNの完全Vから快進撃がスタート。今期は8場所で7V、決勝3着が1回の凄まじさだ。番手戦もいけるが、ここは本来の自力で勝負する。豪快なまくりで敵を飲み込んでしまおう。10月四日市で加藤と2回連係し、ともにワンツー決着だった愛敬博之がしっかり続いて逆転を目指す。富永益生が3番手を固めて強力な愛知ラインが完成だ。また、中部勢では、山田裕哉、上田隼の地元勢や舛井幹雄の動向にも注意したい。
前記の通り、西本直大、松田治之の大阪コンビに、中村一将と近畿勢も粒ぞろい。西本は11月和歌山で今期3V目を飾ったばかりだし、格上の中村は降級してVこそないが、非常に安定した戦績を残している。上位に若手の徹底先行は不在のシリーズだけに、付け入る隙はありそう。組み立て次第でV奪取は十分。