パワー溢れる眞杉匠
実力横一線のメンバー構成で優勝のゆくえは混とんとしている。優勝候補は5指に余るが、先行力を買って眞杉匠を本命視した。眞杉は先行基本の競走スタイルを貫いていて、直近4カ月の連がらみは93%が逃げてのもの。G1初参戦の寬仁親王牌は3日目からの補充ながら着と2連対を果たしており、3日目は今回も顔が合う佐々木豪、嵯峨昇らを撃破した。いつも通りの先行策で押し切ろう。好目標を得た古川尚耶もここはチャンス。F1戦では優参が多いものの、決勝では大きな数字が目立ち、まだ優勝には手が届いていない。S級初Vを決めるか。
嵯峨昇喜郎、坂本周作、小原佑太と自力型がそろった青森勢を重視する手もある。特に嵯峨と坂本は練習仲間でもあり、息の合った連係プレーを演じることも大いにありうる。青森勢から優勝者が出る場面は考えておきたい。
吉本卓仁、坂本亮馬の地元勢は両者ともに一息不足の近況だが、坂本は9月当所では準Vと気を吐いた。今回も地元の意地を見せるか。
F1戦では前期に2Vを達成している佐々木豪。今期はなかなか波に乗れないが、底力は上位なので注意したい。