熊本コンビが強力
松岡辰泰、本郷雄三の熊本コンビが強力だ。117期の新鋭、松岡は8月に特別昇班すると、1・2班戦でも完全優勝2回とその実力を遺憾なく発揮している。武雄はチャレンジ、1・2班戦で1回ずつ走ってオール連対と相性が良く、ここも優勝争いをリードする存在だ。本郷も10月佐世保で完全優勝、11月別府でオール2着と調子はいい。ダッシュを生かした自力勝負は健在で、松岡の番手すんなりなら逆転も十分だ。スジの目標が豊富な四元慎也にもチャンスがある。
破るなら自力好調な三好陽一だ。来期からは9年半ぶりのS級復帰を決めるなど今年前半から好調で、今期もここまで2度のV実績がある。田尾駿介、山原利秀の高知コンビに近藤範昌、内村泰三と三好にとっては頼りになる中四国の援軍がそろっている。
遠征勢では明田春喜、伊藤亮が点数上位の存在となるが、九州、中四国に比べると機動型が手薄な感は否めない。勝ち上がっても目標不在になるかもしれないシリーズでどう戦うかだ。明田はA級なら自力も出すので、ここも自力戦か。