岩本俊、渡邉一の単争い

岩本俊介
共同通信社杯で久しぶりのビッグレース優参を果たした岩本俊介は、自慢のスピードが冴え渡っている。競輪祭は予選を着で準決に駒を進めると、12月別府記念の準決は豪快な仕掛けで2着、危なげなく決勝に乗っている。直近4カ月の連がらみの決まり手は約6割が先行してのもので、航続距離も伸びた印象だ。好機に仕掛けて主導権を握れば押し切れよう。小原太樹が岩本に続き南関ワンツーを目指す。
渡邉一成、竹内智彦、永澤剛、高橋陽介とそろった北日本勢から狙う手もある。中でも渡邉はG1大会で3Vを達成している格上選手。当所では17年に寬仁親王牌を制している。スピードは岩本に引けを取らないので、好スパートを決めてのVゲットは大いにありそうだ。
蕗澤鴻太郎、天田裕輝の地元勢は意地を見せたいところ。展開がもつれると怖い杉森輝大だが、3カ月の負傷欠場明けだった競輪祭で再び落車。体調には不安が残る。